付加価値の高い フローパレットを!
基板実装用のパレットの設計・製作を行っています。 材質については、各種メーカーの対応が可能です。 (リコーセル、デイロストーン、ガラエポなど)ROHS指令対応品です。
フローパレット導入メリット
- マスキング作業の省略、作業効率大幅アップ。
- プレートサイズを統一すると、実装装置のレール幅が一定になり設定の手間を省略。
- 低熱伝導率のため、実装部品を熱から保護します。
- 静電対応により、静電気による実装部品の破損を防止します。
- 高耐熱性により、FR-4材(ガラエポ)では、不可能であった、鉛フリー温度に対応。
- 軽量品であるため、作業者の負担を軽減します。
さくら電子ではガラス繊維強化樹脂材のタイガプレートをベースとし、 耐熱塗料のタイガロンコートを施した高品質なフローパレットを製作いたします。
板厚( 標準) | 5mm 、6mm 、8mm 、10mm |
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最高使用温度 | 350 ℃ |
連続使用温度 | 300 ℃ 5時間加熱後異常なし |
曲げ強さ | 500 MPa |
表面抵抗 | |
比熱容量 | 1200 J/Kg℃ |
熱伝導率 | 0.6 W/m ℃ |
線膨張係数 | 11ppm/ ℃ |
色 | 緑、青、黒、橙(橙は開発中) |
鉛筆硬度 | 2H~4H |
光沢 | 低~中 程度 |
密着性 | 基盤目剥離試験100/100 |
使用温度 | 継続260 ℃、瞬間315 ℃ |
摩擦係数 | 0.02 ~0.1 |
耐溶剤性 | 一般溶剤には良好(強酸不可) |
高耐熱性、静電対応、軽量、機械的強度が強く寸法安定性にすぐれたガラス繊維強化樹脂材です。
特殊樹脂配合の耐熱テフロンⓇコート剤です。鉛フリーはんだ熱(250~260℃)からプレートおよび基板を保護する効果があります。また、プレート表面に汚れが付きにくく掃除が楽になります。最大の特徴はプレートの耐久性が70 ~80 %向上します(使用条件によりことなります)。
特徴
- ハンダの流れを考慮した開口部設計
- 長年の実績と経験で半田の流れを考慮した開口部設計を行い、フローパレットの強度を保ち高品質なフローパレットを設計いたします。
- 選べるコーティング色
- 橙・青・緑・黒の4色を取りそろえており、お好みの色を選択できます。 例えばプリント基板の色と反対色を使うと、はんだ付け箇所の視認性が良くなります。
- 回しやすいフィキシング
- 手首をひねらず指先で回転させることができ、作業者の疲労を軽減。 また、つまんで少し持ち上げることもできます。 単に回せるだけでなく、扱いやすさを考えた形です。
- 設計と加工の連携
- 設計者と生産技術者が直接連携できる仕組みとなっており、機能性はもちろん、 生産性のよい方法を追求し、お客様への還元をこころがけております。
- 加工ノウハウ
- ガラス繊維強化樹脂材の加工は得意としています。切削の仕上がりが違います。 また、独自のコーティング技術は、その耐久性で他社に差をつけています。 それぞれ試行錯誤を重ね積み上げてきたものです。目立たぬところにもノウハウがあります。
- マシニングセンター17台
- 大きな生産キャパで量産受注に対応。
種類(形式)
一般マスク式
標準フィキシングタイプ
フィキシング仕様
カラー:茶・青・緑・黒・アイボリー(タイガロンコート塗布)
材質:ガラス入り耐熱樹脂
耐熱:260℃(RHOS’対応)
ワンタッチカバー式
特徴
ワンタッチで固定できる
垂直脱着式→パーツの倒れがない
独自の機構によりカバー時の位置出しが非常に簡単
基板・部品の浮き上がりを防止
XY可変式
特徴
迅速な位置出し
個々のニーズに対応する抑え機構
全面タイガロンコートによるスムーズな動き
注文の流れと納期の目安
ご注文からご承認まで実働3日程度(作成資料お預かり後)
ご承認から出荷まで48時間程度
仕様と混雑状況によって目安より納期が延びる場合がございますのでご注意ください。
- ご注文
- 図面作成
- ご承認
- 試作作成
- 出荷
- 納品
- ご確認
- 量産作成
必要な情報資料
■ガーバーデータ(フォーマットRS -274X 、RS -274D はアパーチャーデータが必要です)
・基板外形図(基板サイズを確認します。穴およびスリット穴を確認するために必要です)
・部品面レジストデータ・ シルクデータ
【コネクタなどはんだ付け部品位置やフィキシングの設置できない位置を判断するために必要です。】
・半田面レジストデータ シルクデータ
【搭載部品を避けるためのエリアの設計、はんだ付けエリアの設計をするために必要です。】
■半田面部品高さ情報:部品避けエリアの深さ設計に必要です。実装図への書き込みでOKです
(実装基板がない場合、必須)
■はんだ付け部品の指示:はんだ付けする部品がどれか識別するために必要です。実装図への書き込みでOKです
■実装基板:設計時の現物部品確認、プレート加工後のはめ合い確認によって、より確実な製品を提供できます